梨の冬のお仕事…
只今、絶賛作業中なのが剪定。
余計な枝を切ったり、梨がなる枝を新しく作ったり。
梨の木をあんな事や、こんな事してみたり…。
梨がなった枝は、基本2年(2回収穫)したら切ってしまうので
また新しい枝にしないといけないのです。
えぇっ!! 9ヵ月先の実がなる所なんてわかるの??
って声が聞こえてきそうですが
もちろん、わかりますよ。
その鍵となるのが、
この写真で載せたコレ
梨の枝にくっ付いている芽です。
この芽は、花芽といって、来年花が咲く芽になっています。
実寸は小指のつめくらいの大きさですが、ココからあの大きな梨の実が誕生するわけです。
この、芽と梨の樹の枝ぶりをみれば
その樹が元気か元気じゃないかまでわかるし
この芽をみれば、この枝が何年使われているかもわかってしまうのです。
なので、枝をキルのもの余計な枝を減らし
その分、この芽に沢山の養分をいきわたらせる為
この花芽をコントロールするために剪定があるのです。
そう、もやは樹のなかで収穫の準備は始まっているのです!!
梨の樹は、話ができないので
剪定する側が、梨の樹を観察して
余計な枝、余計な芽を落とす
この技術が真に剪定技術なわけです。
植物は話ができないので
何とか、この枝や花芽を通じてメッセージを発信しているのですね。
「芽は口ほどに物を言う」とはよく言ったものです。